【AFP=時事】米メディアは6日、紅海で米軍戦闘機が空母「ハリー・S・トルーマン」への着艦に失敗し、海に転落したと報じた。戦闘機の転落は、わずか1週間あまりで2件目となった。
CNNやウォール・ストリート・ジャーナルなどによると、海に落下したのは2人乗りのFA-18Fスーパーホーネットで、購入価格は約6700万ドル(約96億円)とされる。
米海軍研究所に対して国防総省の関係者が語ったところによれば、同機の着艦フックが空母の制動ワイヤを捉え損ねたことで、機体が減速できず海に転落したという。
搭乗していたパイロット2人は無事に脱出し、ヘリコプターで救助されたとしている。
この空母では、4月28日にもFA18Fスーパーホーネットが牽引用トラクターと共に海に落下する事故が発生しており、その際には兵士1人が負傷している。
さらに昨年末には、同空母所属の別の機体が、誤って発射された米巡洋艦「ゲティスバーグ」からのミサイルによって撃墜される事故も起きていたが、パイロット2人は無事だった。【翻訳編集】 AFPBB News