【前後編の後編/前編からの続き】
安定的な皇位継承や皇族数確保に向けた与野党協議が始まって間もなく1年。先頃、行司役である衆参両院の正副議長が「取りまとめ案」を示す運びとなった。併せて、旧宮家の皇籍復帰案において目下、4家が検討対象となっている事実が明かされたのだが……。
【最新写真48枚】ふっくらしたラインがうっすら…体形が変化したように見える「眞子さん」と、その姿を気遣わしげに見つめる「圭さん」
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前編【旧宮家の皇籍復帰で注目の「東久邇家」に話を聞くと… 「未婚の男系男子は少なくとも12人」と専門家が解説】では、旧宮家の皇籍復帰案のこれまでについて解説するとともに、「東久邇(くに)家」に取材した結果を紹介した。
一方、1900年に創設された賀陽(かや)家の現当主である正憲氏(65)は、天皇陛下とは学習院初等科以来のご学友。自身もかつて紀宮さま(黒田清子さん)の“お相手候補”として取り沙汰されたことがある。
「正憲氏の家庭には、現在29歳と27歳のご子息がいます。お二人とも学習院高等科を卒業し、お兄さんは早大政経学部を出て大手鉄鋼メーカーに就職。弟さんは早大理工学部を卒業して首都圏で勤務しているといいます」(旧宮家の事情を知る関係者)
「愛子さまと“お見合い”をなさったと報じられたことも」
2021年の有識者会議では、内閣官房の皇室典範改正準備室が作成した47年当時の「皇位継承順位系図」が示された。これを現在の系図に当てはめると、賀陽家の男子の皇位継承順位は全体の中で最上位となる。すなわち賀陽家は、いまの皇室に最も近い男系男子を有しているともいえよう。さらに、こんなつながりも。
「賀陽家のご兄弟はいずれも好青年である上、幼い頃から愛子さまと面識がおありでした。とりわけ弟さんは愛子さまと4歳違い。少し前には御所で“お見合い”をなさったと報じられたこともありました」(前出の関係者)
そして旧竹田宮家である。3代目当主の恒正氏(84)は上皇さまの「はとこ」にあたり、現在は日本ゴルフ協会の名誉会長。長男は大手商社に勤務しており、恒正氏の2人の弟である恒治氏(80)と恒和氏(77)はそれぞれブルガリア大使、JOC会長を務めた。この恒和氏の長男が、作家・実業家として知られる“明治天皇の玄孫”恒泰氏(49)というわけである。
「有識者会議の時点では1人だけだった竹田家の“候補”は、昨年秋、恒泰氏の家に男の子が生まれたこともあって、現在は3人になっています」(同)