専門家が「株式市場にさらなる痛みが訪れる」と予測する3つの理由(海外)


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S&P 500がここ数週間で回復してきているにもかかわらず、市場が新たな逆風に向かっていることを示唆する指標が増えていると観測筋は述べている。

S&P 500は、2025年4月8日につけた安値からこれまで11%上昇している。トランプ大統領が4月2日に発表した相互関税措置により、株価が12%下落し最安値をつけたのは4月8日だった。

ここからは株式市場の専門家たちが警戒しているいくつかの兆候を紹介する。

1.弱気なテクニカル指標

たとえば、S&P500指数は、テクニカル指標である50日移動平均線と200日移動平均線という2つの重要な「上値抵抗線」に近付いている。

過去には、S&P 500が下落トレンドにありながら、その水準に近づいている場合、移動平均線の低下から、売り手が買い手を上回っていることが示唆され、株価にさらなる圧力が掛かる傾向があった。

ルネッサンス・マクロ(Renaissance Macro)のテクニカル調査責任者ジェフ・デグラーフ(Jeff deGraaf)も、「(4月2日の)解放の日(Liberation Day)」以降、株価が下落幅の50%以上回復している点を指摘している。

「50%回復したということは、ある種の抵抗が見られると予想される自然なレベルだ」と彼は2025年4月29日にCNBCのインタビューで語った。

「いくつか買われ過ぎの兆候も見られる」

「これは弱気市場の反発だと思う。あと3%から4%は上昇すると思うが、その後は厳しい状況が待っているだろう」とデグラーフは付け加えた。

「我々のすべてのトレンド分析は、弱気にシフトしている」



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