「子どものコミュ力→家族との雑談で伸びる!」。そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。「こんなにも具体的で内容が詰まっているものは初めて!」「目からウロコ」と子育て世代に話題の書籍『「強み」を生み出す育て方』の中から、25年間の塾経営でたどり着いた【子どものコミュ力を伸ばす3つの方法】をお届けする。
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● 子どものコミュ力→家族との雑談で伸びる!
「コミュニケーション能力(コミュ力)は学力と同じくらい大切」とお伝えしました。
子どものコミュ力を育てるスタートは家族関係です。
子どもにとって「初めて出会う他人」である親やきょうだいとの関係が良好であれば、家族以外の人とも良好な関係を構築しやすくなります。
まずは家庭において、親が次の3つのルールを実践し、コミュニケーションの大切さを子どもに教えてあげましょう。
(1)笑顔であいさつする
(2)相手の目を見て話す
(3)相手の話をしっかり聞く
どれも当たり前ですが、きちんとできている子どもは意外と少ないのです。この3つを「親が」家庭で徹底するだけで子どものコミュニケーション力はみるみる伸びます。
反対に、気をつけてもらいたいのが、親が(子どもの前で)パートナーや知人の悪口を言ったり、バカにしたりすることです。子どもは親の行動から自分の行動規範を作りますから、子どもに悪い人づき合いの習慣が身についてしまいます。
子どものコミュニケーション力を育てる最高の場が「食卓」です。
その日の出来事を話してもらい、親も身の回りのことや時事ニュースなどを子どもにわかりやすく話し、お互いに会話を楽しむ「楽しい雑談」でコミュニケーション力が飛躍的に伸びるのです。
家族の雑談を通して子どもは「思いを言葉で伝える」訓練を積むことができます。思考を言語化するのは、言語が発達途上の子どもにとって簡単な作業ではありません。
良好な親子関係を維持し、言葉でしっかりと気持ちを伝え合える関係を作ることが、コミュニケーション力を育てる入り口です。
「わが子の気質を詳しく知りたい!」という方のために、著書『「強み」を生み出す育て方』ではオリジナル診断を掲載しています。
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● 子育て成功のカギは「強み育て」にある
子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか?
たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。
つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります!だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。
船津 徹