備蓄米「流通しない。たいへんな問題」農水相、停滞認め見直し策検討


【写真】試食会で備蓄米をほおばる江藤拓農林水産相。2022~24年産の食べ比べをして、「どれもうまい」とアピールした=2025年4月24日、東京・霞が関の農林水産省、内藤尚志撮影

 東京都内で開かれた日本農業新聞全国大会の懇親会のあいさつで述べた。農水省による備蓄米の流通先調査では、3月の2回の入札で放出した約21万トンのうち、4月13日までにスーパーなどの小売店に届いたのは1・4%の3018トンだった。4月後半から備蓄米の流通が本格化したとの見通しも示していたが、全国のスーパー約1千店でのコメの平均販売価格は高止まりしている。

 備蓄米の放出は今夏まで毎月実施する予定で、4月下旬の3回目の入札では10万トンが落札された。農水省が放出分を原則1年以内に買い戻すルールが流通の遅れにつながっているとの指摘もあり、見直しの対象になる可能性がある。(内藤尚志)

朝日新聞社



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