韓国の匿名コミュニティ「ブラインド」に投稿された30代会社員女性のエピソードが波紋を呼んでいます。交際10ヶ月の5歳年上の彼氏の誕生日に、彼女が奮発して用意した高級ディナーが原因で、まさかの大喧嘩に発展したというのです。感情表現が控えめな彼に対し、彼女から告白して始まった関係は、誕生日という特別な日に金銭感覚の大きな違いが浮き彫りになる事態となりました。
「無理して高い店」彼氏の言葉に傷つく彼女
女性は彼氏の誕生日当日、ホテルに連れて行き、レストランで豪華なステーキを振る舞いました。プレゼントは要らないという彼に手紙を渡し、ホテルのケーキも一緒に食べるなど、総額約28万ウォン(約2万9932円)を費やしました。しかし、食事を終えた彼氏から発せられたのは「なんでこんな無理して高い店に行くんだ?お金が有り余ってるわけじゃないだろ。こういう高い店は好きじゃない。次はもっと簡単に済ませよう」という、まるで彼女を咎めるような言葉でした。
彼女は月に手取り420万ウォン(約44万円)ほどの収入があり、仕事で忙しい彼氏とは月に2回程度しか会えない状況でした。「彼の誕生日にこれくらいも使えないのか?レストランを探すのにも何日も悩んだのに」と、自身の努力と彼氏の言葉のギャップに深く傷ついたといいます。この出来事をきっかけに二人は喧嘩になり、女性は涙し、彼氏はため息をつくばかり。誕生日が台無しになったと後悔と不満を募らせています。
ネットユーザーの意見:共感と異なる視点
この投稿に対し、ネットユーザーからは様々な意見が寄せられました。多数派は女性に共感を示しており、「こういう記念日でなけりゃ、いつ使うんだ?」「たぶん彼女の誕生日には何もしないって布石だよ」「特別な日にそれくらいも使えないのは価値観の違い」「全部食べておいて文句を言うのはおかしい」といった声が上がっています。彼氏の言動を「無神経だ」「価値観が合わない」と批判する意見が目立ちました。
一方で、少数ながら彼氏に理解を示すコメントも見られました。「自分は月収570万ウォン(約60万円)だけど1日30万ウォン(約3万2070円)はやっぱり惜しい」「彼は単にそういうことをするのが面倒なんだと思う」など、個人の金銭感覚や性格を考慮した意見も存在しました。
この一件は、恋愛関係において金銭感覚や価値観の相違がいかに大きな問題となり得るかを浮き彫りにしました。誕生日という特別な日に起きた喧嘩は、二人の関係に亀裂を生むこととなり、女性にとっては忘れられない苦い経験となってしまいました。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News