「10万分の1の確率」双頭ヘビがふ化、700万円で購入希望する人も /米カリフォルニア


【写真】頭が二つあるカリフォルニア・キングスネーク

 二つの頭にはそれぞれ「エンジェル(Angel)」と「ジーク(Zeke)」という名前が付けられた。二つの頭は胴体で脊椎が融合している格好だ。どちらの頭も胴体部分を操ることができるが、店側によるとエンジェルの方が主導権を握っているという。店員のエンジェル・ハミルトンさんは「二つの頭がそれぞれ別のことを考えている」「片方の頭は右に進みたいと思っていても、もう片方の頭が左に進みたいと思っていることもある」と説明した。

 双頭ヘビだと分かった当初は、数日で死ぬと予想していたが、現在では体長30センチ以上まで育ち、元気に動いている。このヘビは最大で1.2メートルまで成長するとみられる。店長のアレックス・ブランチャードさんは「一般的なキングスネークの寿命は20-30年」とした上で「この個体もそのくらい生きるのではないかと予想している」と話した。店員のエジェキエル・ホワイトさんは「消化器官が正常に機能している。予想外の問題が起きない限り、長生きすると思う」と説明した。

 この珍しいヘビには既に購入希望者から問い合わせが届いており、最大5万ドル(約720万円)の値が付けられているという。しかし、店によると現段階では販売する予定はないとのことだ。

 爬虫類界で二つの頭を持つ個体は珍しいが、事例がなかったわけではない。ミシガン州の爬虫類飼育家ブライアン・バジクさんは「ベン」「ジェリー」という名前の双頭キングスネークを飼育しており、ミシシッピ州の飼育家は「チャップ・アンド・スティック」という名前の二つ頭のカメを飼っているという。

イ・ヘジン記者



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