「シャクナゲ寺」として知られる塩尻市上西条の常光寺でニホンシャクナゲが満開となっている。本堂裏山の斜面は、濃淡のあるピンク色の大輪の花で染まっている。
裏山には全長500メートルほどの遊歩道に沿って、約1500本が植わる。上條仙昌住職(85)が1970(昭和45)年に和歌山県の高野山から持ってきた5本を植えたのが始まりで、86年からは檀家(だんか)らの協力も得て増やしてきた。
今年は4月下旬から咲き始め、上條住職は「いままでで一番いいくらいに花が付いた」と太鼓判。安曇野市から訪れた高橋千恵子さん(65)は「花の付きが良くて見事です」と見入っていた。
拝観料500円(中学生以下無料)で、午前8時~午後4時半。花の状況は寺のインスタグラムでも発信している。