【05月13日 KOREA WAVE】韓国京畿道の路上で、ペット用バリカンで叩かれる犬が目撃され、世間に衝撃を与えた。飼い主は自身の行為を認め、動物保護団体に犬の所有権を譲渡した。
ネットユーザーの一人が4月26日、SNSに路上で撮影した動画を投稿した。投稿者は「美容室の裏手にあの犬を繋いで、丸一日叩き続けていた」と告発した。
その説明によると、現場ではランニング大会が開催され、多くの人々が行き交っていた。犬は脅威を与えていたわけではなく、人が近づくと吠える程度だったが、美容室の裏口からバリカンを手にした女性が現れ、犬の首を押さえつけて繰り返し叩いていたという。
投稿者は「全力で叩いていたが、私は大会のボランティア中でその場で止めることができず、まず動画を撮影した。あの犬はどれだけ叩かれていたのだろう。可能な限りの方法で通報し、必ず処罰を受けさせたい。広く拡散してほしい」と訴えた。
この映像を見たネットユーザーたちは「言葉も発せずに耐えている」「飼い主としてあり得ない」「役所の動物担当部署に通報する」「犬が吠えるのは当然、叩くなんて異常だ」などと怒りの声を上げた。
映像は急速に拡散し、動物権団体「CARE(ケア)」が対応に乗り出した。「CARE」によれば、飼い主は自身の虐待行為について深く反省しており、「良い家庭に譲渡してほしい」と希望を伝え、犬の所有権を正式に譲渡したという。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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