「あのイカキングって結局どうなった?」かつては税金2500万円のムダ遣いと非難され…現地を訪れてわかった“驚きの現状”とは


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2500万円の交付金で誕生した「イカキング」

「当初はかなり世間をお騒がせすることになったのですが……」

 つくモールの担当者も当時をそう振り返る。

 しかし能登町によれば、イカキングの経済効果は約6億円、宣伝効果は約18億円と算出されており、「停滞した観光需要を呼び戻すため、先を見据えた形で建設した」と担当者はその費用対効果に胸を張る。実際、イカキングは瞬く間にSNSでバズり、InstagramやFacebookで「映えスポット」として話題に。今では特定の撮影スポットに順番待ちの列ができるほどで、現場では訪問者が多すぎて「芝が育たない」という嬉しい悲鳴が上がっている。

震災を乗り越えた再開への道のり

 それでも施設は4月には営業時間を段階的に緩和しながら再開。2025年4月1日からは通常営業に戻り、9時半から17時まで、定休日は水曜日という体制で運営されている。

 担当者は「今年5月のゴールデンウィークを境に観光客の方が戻ってきた。8月のお盆は恐怖を覚えるぐらいの満員状態だった」と語る。県内外の人々が被災地に足を運んでいいのか迷う中、「来ていただいて今の能登を見ていただき、お話しすることがすごく力になる」と訪問を呼びかける。



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