国民的アイドルグループ・嵐が来春にコンサートツアーを開催し、2026年5月31日をもって活動終了することが電撃発表された。悲しむ声が上がる一方で、多くのファンがこの決定を大いに歓迎している——。
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嵐は5月6日にファンクラブサイトに投稿した動画で、1587日ぶりに5人そろった姿を披露。リーダーの大野智(44)は20年末の活動休止以降、公の場にいっさい姿を見せていなかったこともあり、“動く大野くん”に歓喜するファンも少なくなかった。
「ラストツアーを行ない、26年5月いっぱいで活動を終了。ファンクラブも閉鎖されるというのはファンにとっては悲しいことではありますが、5人が最後にケジメをつけてくれる、全員そろってコンサートをしてくれることに喜び、評価をしていますよね。
ただ、この決断に至るまでには大変な紆余曲折があったといいます。多くのファンが再稼働を絶望視していて、“このまま終わっちゃうのかな”と思っていた関係者も少なくなかった。実際にメンバーにとっても厳しい時期があり、自然消滅の可能性もあったと聞こえてきていますからね」(レコード会社関係者)
嵐は、大野の「一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい」という思いをメンバーが尊重し、活動を休止することを決定。20年12月末をもって活動休止に入ったが、休止前の1年はコロナ禍でファンの前でパフォーマンスができず、最後のライブも無観客での開催となった。
「それから約4年半、大野さんは公の場にいっさい出てきませんでした。芸能活動に疲弊して心身ともにボロボロだったこともあるし、プライベートで、沖縄・宮古島でのバー経営やリゾート事業に注力していたこともあるでしょう。
そんななか、コロナが落ち着いてきた時期に、当時のジャニーズ事務所サイドは、大野さんにグループの再稼働をたびたび打診していたといいます」(前同)
■再稼働計画進まず……“嵐vsジャニーズ”の時期も
当時、大野は交際していたとされる女性との“マザー牧場デート”や、宮古島との二拠点生活を送っていることなどが報じられ、芸能界と完全に距離を取っている時期だった。
「その間、ジャニーズサイドは大野さんに度々打診していたそうです。“無理強いするなんて芸能界から離れたい大野くんがかわいそう”といった見方もありましたが、ジャニーズサイドが悪いわけではない。活動休止中もファンクラブはずっと継続していて、ファンは会費を払い続けていたわけですからね。
“何も活動しないで会費だけ取り続けるのは違う。ファンのために再稼働しよう”と、ジャニーズサイドは大野さんに呼びかけていたといいます。今回発表されたように、ツアーをやってその後活動を終了する形でもいいからファンのために動くべき、何もしないのはないと、大野さんとの交渉を続けたと聞こえてきています」(前出のレコード会社関係者)
ラストツアーは26年春頃と見られ、チケットは大争奪戦になることが予想されるが、これまでのファンクラブ会員が優先的に申し込めるように、現在はファンクラブへの新規入会が一時的に停止されている。こうしたことからも嵐がファンを大切にしていることがうかがえる。
「何度も交渉を持つなかで、ジャニーズサイドが強めの姿勢で大野さんと対峙することもあったそうです。そういったとき、二宮和也さん(41)は“リーダーに強要するのは違う”“リーダーが自分からやろうとならない限り再稼働はできない”と間に立ち、大野さんのフォローをしていたといいますね。
事務所やメンバーが大野さんのケツを叩くのは“違う”ということですよね。もちろん、二宮さんだけではなく、櫻井翔さん(43)、相葉雅紀さん(42)、松本潤さん(41)も同じ気持ちだったはずです。
そのため、一時は“嵐の5人vsジャニーズ上層部”といった感じで、両者が対立するような構図になっていたとも言われていますね」(前同)