宮川一朗太、離婚した元妻を自宅で看取っていた 迎えた翌日に旅立つ「ホッとしたのかな」


 宮川は30代で離婚し、長女、次女の2人を引き取ってシングルファーザーとして奮闘。娘が20歳になるまでは離婚を公表しないという約束だったことから、周囲に助けを求めることもできず、1人で家事、育児、仕事を切り盛りしていたという。スーパーで大量の食材を買い込んでは「優しい旦那さんですねって言われて…」と苦笑した。

 そんな次女も結婚し2年前には孫も誕生。だがそれと同時期に、元妻を自宅で看取るという体験もしていたという。

 離婚後、元妻は「南の方に移住」していたというが、「7、8年前にがんを患って手術」を受けたという。だがその2年後に再発。末期がんで「住んでいる近くの病院では治療が難しいと言われた」ことから東京に転院してきたという。

 宮川も何度か見舞いにいったが、元妻は「病院は嫌だ」と繰り返していたといい「病院と話し合ったら、末期ということもあり。ただ長い時間移動する体力はないので、南に戻るのは無理」だと言われ、「病院から極力離れていない場所でと言われると、そうなるとうちしかなかろうと」とコメント。

 もちろん、宮川自身も再婚こそしていないが「逡巡はあった」ものの、長女が「私が約束する。私がお世話するから」といい、受け入れることを決めたという。長女がベッドや酸素吸入機などをレンタルし、準備を整え元妻が自宅へ。「元嫁との不思議な生活がこれから始まるのかなと思ったら、その翌日に旅立ちました」と、自宅に迎えた翌日に亡くなったという。

 最期は、宮川と長女の2人が看取ったといい、次女は向かっている途中で間に合わなかった。「病院は嫌だと言っていたので、ベッドから見る景色が違って病院じゃないと思ったんじゃないでしょうか。そこでホッとしたのかな、なんて話もして」と振りかえっていた。



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