大阪府の吉村洋文知事(49)は14日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長が、コメ価格に関する発言に反論した。
吉村知事は、山野会長が13日の会見で、コメ価格について「決して高いとは思っていない」と発言したことを伝える記事を「コメ決して高くない JA全中会長」とのタイトルで引用。その上で「いや、さすがに1年で2倍は高いでしょ。コメ農家さんの収入が上がるのは賛成。同時に、安いコメを購入できる国民の選択も認めるべきだ。国は輸入米を制限してこの選択肢を奪っている。今、コメ政策の構造改革をしないと最後、外国にやられる」と私見を述べた。
山野会長は会見で、コメ価格が長年、「生産コストをまかなえていない低い水準」であったと主張。現状を「高値基調」ではあるとしたものの、政府の備蓄米放出の効果が表れ始めているとの認識も示していた。