「今年に入ってから、2度ほど死線を」 森喜朗元首相の深刻な病状とは


「秘書さんは“念のために入院しているだけ”と」

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 これは昨年10月、親交の深い鈴木宗男参議院議員のパーティーで、つえを手に壇上に立った森元首相が披露した口上である。加えて、「私はこのままいつ死ぬか分からない」とまで口にした森氏は目下、都内の病院で闘病生活を送っている。そんな森氏について、永田町やマスコミ関係者の間で危篤情報が飛び交ったのは今年4月末のこと。

「森先生は普段からお元気だという認識しかないものですから、今から2〜3週間前に私もそういう話を耳に挟んで、秘書さんに電話をしました」

 そう話すのは、森氏とは月1度ほどのペースで会っているという、鈴木宗男議員だ。3月半ばには森氏の事務所で対面した上、3月末にも電話でいつも通りの声を聞いたばかりだったそう。

「秘書さんが言うには“たいしたことではない”と。ものを食べるのにちょっと不自由になったから、念のために病院に入院しているだけで、なにも心配することではなく、まもなく退院するという話でした」(同)

「今年に入ってから、2度ほど死線をさまよう状態に」

「実は、今年に入ってから森さんは4月末までに2度ほど、死線をさまよう状態にありました」

 そう明かすのは、永田町関係者である。

「原因はいずれも、嚥下機能が低下した高齢者に多く見られる誤嚥性肺炎です。森さんは腹部に穴を開けてチューブを通し、胃に直接栄養剤を流し込む胃ろうの処置を受けている。誤嚥性肺炎の再発を防ぐために痰を取り除く作業が続けられています」

 幸い、すでに峠は越しているとのことで、

「車椅子に乗る練習を始められるほど回復しています。5、6月あたりの退院を目標にしているそうです」



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