ソフトバンクG、4年ぶり黒字 1兆1500億円 25年3月期


【ひと目でわかる推移グラフ】ソフトバンクグループの連結純損益(2019年~2024年)

 世界的に株価が堅調に推移したことなどを背景に、投資先企業の株式価値が上昇し、投資損益が大幅に改善した。

 投資損益は3兆7011億円の黒字(前期は5594億円の赤字)だった。このうち、傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の投資損益は、3876億円の黒字。短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を手掛ける中国の字節跳動(バイトダンス)など、一部投資先の株式価値の上昇が寄与した。

 トランプ米政権発足後は株安に見舞われたが、1~3月期も純損益の黒字を確保した。

 SBGは近年、人工知能(AI)を主軸とした事業構造への転換を進めており、米オープンAIに最大300億ドル(約4兆4400億円)追加出資する計画も明らかにした。営利企業が主導する形での組織再編を同社が断念したことについて、後藤芳光専務は「悪い方向に行っていると思っていない」と述べ、今後も連携を強化する考えを示した。 



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