人気YouTuberのヒカルさんが2025年5月14日にYouTubeを更新し、自身が始めるお米のサブスクリプションサービスについて、農家からの買い取り価格を上げることを発表した。
【画像】「高値で買い取った方が農家の人も喜ぶんじゃないか」とヒカルさん
■「僕たちのほうが高いっていうのがなくなってきてる」
ヒカルさんは4月16日にお米のサブスクリプションサービスを始めることを動画で報告。肥料の高騰などで米農家が儲からなくなっているという現状を受け、魚沼産のコシヒカリと同じ価格(60キロ2万3,000円)で買い取り、「ヒカル米」として、5キロ3,980円で販売するというビジネスを行うと説明していた。
ヒカルさんは14日に「国会で米事業とヒカルが取り上げられて大臣から覚悟を持てと言われました」という動画を公開し、サブスクリプションで届けるお米の田植えの光景を紹介した。
また、このプロジェクトにいろんな反響があったといい、「なぜか国会でも取り上げられたみたいです。で、なんと農林水産大臣の方から、『覚悟を持ってやってほしい』とまで言われました。これすごいことだと思うんですよね」と明かした。
一方、ヒカルさんは「1個課題があります」と切り出し、米の買い取り価格が高騰していることに言及。4月時点で魚沼産コシヒカリが60キロ2万3,000円だったものの、拠点としているJA兵庫西でも買い取り価格が同額前後となったとのこと。
ヒカルさんは「僕たちのほうが高いっていうのがなくなってきてるんですよね」と言い、「もちろん、来年以降下がるんじゃないかと言われてるけど、今年に限って言うと(JAと比べて)ちょっと高くないんじゃないかっていう風になってきてるんですよ」と明かした。
「お米が逆に足りないくらい」
そこでヒカルさんは「利益削ってでもギリギリ限界、今年高いんだったら僕たちもやっぱ高値で買い取った方が農家の人も喜ぶんじゃないかってことで」と、前回発表した金額よりも2,000円高い、60キロ2万5,000円で買い取ることに決定したことを明かした。
一方、ヒカルさんによるとお米の購入希望者は2万人ほどだといい、「お米が逆に足りないくらい、農家さんが逆に足りてないくらいですね」と説明。「農家が困ってないってことでもあるんで、いいことっちゃいいこと」と言いつつ、2万5,000円での買い取りを希望する米農家の応募も呼びかけていた。
なお、販売価格は当初発表した金額と変えないとのこと。ヒカルさんは「来年以降どうなるか本当に分からないんですよね」と言いつつ、「でも一応僕たちは来年以降、もし米(の価格)が下がったとしても、23,000円から25,000円の間では買取したいなという風には思ってます」と話していた。
この動画のコメント欄には、「外野がうるさいかもしれないけど、本当に応援しています」「実際にリスク負ってやってるのすごいと思う」という声が集まっていた。