宮城県は22日、盗撮や女性職員にセクシャルハラスメントを行ったなどとして、男性職員4人を懲戒処分にした。
盗撮や女性職員へのセクハラで停職6カ月の処分を受けたのは、仙台地域の出先機関に勤務する主任主査級の男性職員(40)。県によると、男性職員は今年4月、仙台市内の飲食店のトイレ内に盗撮目的で小型のデジタルカメラを録画状態で設置したとしている。男性職員は県迷惑行為防止条例違反の疑いで石巻区検に書類送検されたが、8月に不起訴処分(起訴猶予)となった。さらに職員は職員同士の懇親会で、女性職員に対して性的な言動を繰り返していたとしている。
また、勤務先の女子トイレに侵入して女性職員を盗撮したとして、石巻簡裁から県迷惑行為防止条例違反の罪で罰金30万円の略式命令を受けた登米地域の出先機関の男性職員(22)を停職3カ月の処分にした。
このほか女性職員にセクハラを行ったとして、農政部の課長補佐級の男性職員(49)を、県のパソコン3台を故意に壊したとして、仙台地域の出先機関の課長補佐級の男性職員(56)をそれぞれ減給10分の1(4カ月)の処分にした。