特別待遇ではないか
秋篠宮ご夫妻の長男で皇位継承順位第2位の悠仁さまは4月から筑波大生命環境学群生物学類での生活をスタートされた。筑波大附属高校の3年時には進学先として東大への推薦入学の可能性が常に取り沙汰されていた。そもそも悠仁さまは本当に東大を目指されていたのか、振り返って見てみよう。
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悠仁さまの「進学先」は常に世間の関心の的となってきた。お茶の水女子大附属幼稚園から同・小中を経て、お茶の水は高校から女子のみとなるため、筑波大附属高に進まれた。進学の際にはお茶の水女子大と筑波大との間で結ばれている「提携校進学制度」を利用された。
「皇族が学習院以外の高校へ進学するのは戦後初めてのケースとして話題になりました。提携校進学制度の設計が当事者以外には見えにくいものとされたり、秋篠宮家に対する世間の厳しい視線もあったりして、“特別待遇ではないか”との批判が巻き起こりました」
と、担当記者。
共著でトンボ論文を完成
高校に続いて、将来の天皇陛下がどの大学に進学するかも注目された。
悠仁さまは、秋篠宮邸のある赤坂御用地をフィールドにした「トンボに関する研究」を追求され、2023年11月に共著でトンボ論文を完成された。タイトルは「赤坂御用地のトンボ相─多様な環境と人の手による維持管理─」で、国立科学博物館が出版する学術出版物『国立科学博物館研究報告A類(動物学)』に掲載された。
10年にわたって赤坂御用地内に生息するトンボ類を調査した内容をまとめたもので、中には絶滅危惧種のトンボも含まれている。2024年11月には京都で開催された昆虫に関する世界最大規模の学術会議に主催者側の招待を受けて参加された。
「一連のトンボ研究をベースに東大の推薦入試を受けられるのではないかとの声が上がり続け、報道も相次ぎました。これに対して宮内庁の西村泰彦長官や吉田尚正・皇嗣職大夫は、悠仁さまの進学先を巡る報道に対して根拠のない情報が流れているなどと牽制するスタンスを続けていました」(同)