ロシアとウクライナの直接交渉が15日にトルコで行われますが、焦点となっていたプーチン大統領の参加は見送られる見通しです。
ロシアとウクライナの直接交渉は15日、トルコの最大都市イスタンブールで行われます。日本時間の午前5時ごろにロシア大統領府が交渉団を発表しました。
交渉団の名簿にはプーチン大統領の名前はなく2022年のウクライナとの停戦交渉を率いたメジンスキー大統領補佐官が再び団長を務め、ガルージン外務次官らが参加します。
一方、ゼレンスキー大統領は、15日に首都アンカラでエルドアン大統領と会談する予定で、その後、プーチン大統領と直接会う用意があると述べていました。
ゼレンスキー氏はビデオ演説で、ロシア側の参加者を見てどのような措置を取るか決めると述べ、「ウクライナはあらゆる形式の交渉にも応じる用意があり、会議を恐れていない」と語りました。
また、アメリカのトランプ大統領がロシアとウクライナの直接交渉に参加しないとロイター通信が報じました。
ロイター通信は14日、アメリカ政府関係者の話としてトランプ大統領はトルコで行われる見通しのロシアとウクライナの直接交渉には参加しないと報じました。
ロシアがウクライナとの交渉団にプーチン大統領が含まれていないことを発表した後にトランプ氏が参加しないことを明らかにしたということです。
トランプ氏は14日、「プーチン大統領は、私にそこにいて欲しいと望んでいる。戦争を終わらせられるなら、そのことを考える」などとしてトルコでの直接交渉に参加する可能性があるという考えを示していました。
テレビ朝日報道局