プーチン氏は「和平回避の代償を払うべき」 英首相


【写真】ウクライナとの直接交渉、プーチン氏は参加せず ロシア大統領府

欧州連合(EU)加盟国とその他20か国が加盟するEPCは16日、アルバニアの首都ティラナで首脳会合を開く。ロシアとウクライナの代表団も同日、トルコ・イスタンブールでウクライナ紛争終結に向けた直接協議を行う予定だ。

だが、この協議にはプーチン氏もウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領も出席しない見込みで、マルコ・ルビオ米国務長官は、協議が和平の突破口となることに懐疑的な見方を示している。

EPCは、ロシアによるウクライナ侵攻に対応するため、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の主導で2022年に設立された。

スターマー氏は、PC首脳会議に先立ち声明で、「ウクライナ全土で殺戮(さつりく)と流血を引き起こし続けながらの、プーチン氏の牛歩戦術は容認できない」と述べた。

英首相官邸によると、米国が調整したイスタンブールでのウクライナとの直接交渉を前日、プーチン氏が回避したのを受け、EPC首脳会合では「ロシア政府への圧力を強める」方針だ。

スターマー氏は、「完全かつ無条件の停戦合意が必要であり、ロシアに交渉のテーブルに着く意思がないなら、プーチン氏は代償を払わなければならない」と述べた。

英政府は、ロシアが停戦合意に応じない場合、同国のエネルギー資源は「今後数週間で実施される広範な制裁措置の標的となる」との見解を示した。

EUと英国は14日までに、欧米の制裁を回避してロシア産の石油を運ぶ「影の船団」に対する新たな制裁を承認した。【翻訳編集】 AFPBB News



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