30代党首が挑む“ミッション・インポッシブル”、安野新党「チームみらい」の未来を懸けた《1%革命》の行方


 同氏が代表となる新党(政治団体)「チームみらい」を結成し、自身は比例代表で出馬するほか、選挙区も含めて10人以上の候補者を擁立。新たな国政政党を目指している。

 出馬会見で安野氏は「テクノロジーで日本を良くしていくための最短経路であり、最善の道は自ら永田町に議員として入っていくことだ」としたうえで、「組織票や後ろ盾がまったくない、いわば“地盤もカンバンも鞄もない”チャレンジではありますが、勝機は十分にあると考えている」と、自らの当選と新党の国政政党化への自信もにじませた。

■「新たな国政政党の誕生はほぼ確実」との声も

 この参院選への挑戦に対し、中央政界では「昨年の都知事選、兵庫知事選、衆院選など重要選挙での“SNS選挙”の威力を踏まえれば、その先駆者の1人としてAI(人工知能)を駆使する安野氏の殴り込みは、選挙戦の構図を変える可能性がある」(自民党選対幹部)と受け止める向きも少なくない。

 しかも、出馬表明後は個人としてのテレビ出演が難しくなり、「選挙本番までは新党をめぐるメディアの取り上げ方次第で、有権者の認知度も変わってくる」(同)ことになる。

 すでに、選挙関係者の間では「比例代表での2%以上の得票と安野氏の当選により、新たな国政政党の誕生となるのはほぼ確実」との見方も広がる。その一方で、「得意のSNSによる有権者へのアピールも、全国規模での展開はかなり難しい」(有力選挙アナリスト)との指摘もある。



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