本格運用から半年 マイナ保険証 利用率は低迷
2024年の12月に、従来の健康保険証の新規発行が停止されてから初めて『マイナ保険証』に関する調査結果が発表されました。多く指摘されたのが、『マイナ保険証』の有効期限切れによるトラブルでした。
【画像】『資格情報のお知らせ』『資格確認書』の違い何だっけ?
2024年12月、従来の保険証の新規発行が終了し、『マイナ保険証』への本格移行が始まりました。ただ、移行後も、従来の保険証は有効期限まで使用可能です。有効期限が書かれていない場合、最長2025年12月1日まで使用できます。引っ越しや転職をすると、失効します。
医療機関の受診に必要なものです。マイナ保険証を持っている人は、『マイナ保険証』です。マイナ保険証の利用率は、2024年12月は25.42%でしたが、2025年3月は27.26%と、あまり変わっていません。
『資格情報のお知らせ』というものがあります。マイナ保険証がシステムエラーなどで利用できない場合に提示することで、スムーズに保険診療を受診できるというものです。持っていると便利ですが、これだけでは受診ができません。
ちなみに、マイナンバーカードは、全人口の78.3%が持っていて、持っている人の84.9%が、マイナ保険証を登録していますが、利用率は27.26%にとどまっています。
マイナ保険証を持っていない人は、『資格確認書』が必要です。これは、従来の保険証の有効期限が切れる前に交付されます。
マイナ保険証の有効期限切れが急増 トラブルの実態
こうした中で、マイナ保険証の有効期限切れが急増しています。
74歳の男性「最近、有効期限について知った。何かあった時に困るので、通知が来たら手続きに行く」
60代の男性「有効期限がいつまでか確認していない。いつ使えなくなるか不安」
マイナンバーカードには、2つの有効期限があります。ひとつは、マイナンバーカード本体の有効期限です。
発効後、10回目の誕生日まで有効です。
もうひとつは、カードに搭載された電子証明書の有効期限で、発効後、5回目の誕生日まで有効です。こちらはカードには書かれていないので、マイナポータルで確認して、自分で記入しておくと良いそうです。期限が満了する月の3カ月後以降、保険証として利用ができなくなります。