米ノースカロライナ州のビーチで8月2日、遊泳客の目の前で小型飛行機が緊急着水する瞬間がカメラに収められた。映像には、着水の衝撃で機体がひっくり返る様子が映っているが、操縦士の命に別状はない。複数のメディアが報じている。
飛行機に乗っていたのは、操縦歴17年のマーク・フィンケルシュタインさんだ。
この日、マークさんはわずか20分間の飛行を予定していたが、途中でエンジンの出力が低下し始めた。やがてエンジンとプロペラが完全に停止し、水上着陸を余儀なくされた。離陸からわずか13分後の出来事だった。
マークさんは、地元メディアの取材で当時の心境を振り返った。
「今は水上着陸するしかないと思いました」
「訓練通り、脱出しやすいように操縦席側のドアを開けました。そのことだけに集中していましたね」
「本当に、恐怖を感じる余裕もありませんでした。あの状況でできる限りのことをしようと必死だったんです」
「脱出はなかなかできませんでしたが、すぐに救助隊が駆けつけてくれました」
飛行機に乗っていたのはマークさんのみで、足を縫う軽傷を負った。現在は自宅で療養している。
事故の原因は調査中だ。
BuzzFeed Japan