神奈川・鎌倉市で、脇にサーフボードを抱えた2人が赤信号の横断歩道を強引に渡る姿がカメラに捉えられた。撮影者は「サーファーの品性を下げないで」と怒りを露わにしている。さらに神奈川・厚木市では、歩行者がいてもお構いなしで信号無視。一方、札幌市では走行車がはねた雪がバス待ちの人に直撃。弁護士はクリーニング代や交通費まで請求できると指摘する。
「波は逃げない」信号無視のサーファーに怒り
神奈川・鎌倉市の横断歩道で4月9日午前7時半頃、カメラが捉えたのは、脇にサーフボードを抱え、赤信号を横断する2人のサーファーだ。
反対車線が渋滞で進めないことをいいことに、「今なら行ける」とばかりに横断を強行した。
小走りに駆け抜け、後続車は思わず停止している。撮影者は「横断歩道の赤信号、1回待っても波は逃げません!サーファーの品性を下げるようなことしないでほしい」と話した。
歩行者無視…身勝手な信号無視で子どもを危険にさらす
時に身勝手な行動は迷惑なだけでなく、周囲を危険にさらすこともある。
神奈川・厚木市で4月21日午後5時過ぎ、青信号で車と歩行者が進み始めた次の瞬間、歩行者がいてもお構いなしで車が信号無視をしながら交差点を通過した。
撮影者は「結構びっくりですね。歩行者はねるんじゃないかと思ったので」と話す。今にも渡ろうとする子ども連れの姿もあり、大変危険だ。
雪はね被害で運転手には賠償責任請求可能
ところ変わって、北海道・札幌市でも、歩行者に大迷惑の行動があった。
左車線を走る白い車が車線変更をした瞬間、タイヤがはねた雪が歩道に勢いよく飛び散っている。
映像をよく見ると、その先にはバス停でバスを待つ人の姿がある。下半身にかかったのだろうか、腰をかがめ両手で足元を払うようなしぐさが見える。
このような場合、車の運転手にクリーニング代を請求できるのか。
高山法律事務所・高山俊吉弁護士に聞くと「支払い責任は自動車を運転した側にある。クリーニングにかかった費用だけでなく、店に持っていくのにかかる諸経費(交通費など)も請求できる」と話している。
(「イット!」5月15日放送より)
イット!