日本で「年収600万円」は意外と高年収? 平均年収は「460万円」だけど、上位何パーセントに入る?“具体的な立ち位置”を確認


しかし、実際のデータを見ると、もう少し低い年収でも「高年収」と言えるのかもしれません。

本記事では、日本の平均年収や年収分布を確認し、年収600万円がどのような位置づけにあるのかを見ていきます。

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日本の平均年収と年収分布

次に、年収ごとの割合を見てみます。同調査によると、以下のような分布になっています。

・100万円以下:8.1%
・100万円超200万円以下:12.3%
・200万円超300万円以下:14.0%
・300万円超400万円以下:16.3%
・400万円超500万円以下:15.4%
・500万円超600万円以下:10.8%

このデータから、年収600万円以下の人は全体の76.9%ということになります。そのため、年収600万円超の場合、全体の上位25%以内に入っているということです。年収600万円超は日本全体で見ると比較的高い水準だといえるでしょう。

年収600万円の具体的な立ち位置

また、平均年収は高所得者の影響を受けやすいため、中央値も参考にすることが重要です。同調査では中央値の明確な金額は分かりませんが、前記した年収ごとの割合を参考にすると、年収400万円以下の人が50.7%います。

そのため、中央値は大体400万円に少し届かない程度だと思われます。年収600万円はこの中央値よりも200万円以上高く、中央値よりもかなり上位の水準であることがわかります。

また、年齢によっても平均年収は異なります。例えば、40代の平均年収は500万円台前半、全年代の中で最も水準が高い50代の平均年収は500万円台中盤です。年収600万円はこれらの平均を上回り、40代や50代でも高年収の部類に入ると言えるでしょう。



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