2022年12月に歌手ジャスティン・ビーバー(31)が自身の楽曲コレクションを売却した理由は深刻な破産状態だったことが分かった。米ニュースサイト「TMZ」が伝えた。
ビーバーは当時、約300曲の楽曲コレクションを米投資会社ブラックストーンが出資する英ヒプノシス・ソングス・キャピタルに2億ドル(約291億円)で売却したと報じられた。
同サイトが制作した「TMZ調査:ジャスティン・ビーバーに何が起きたのか?」と題された最新ドキュメンタリーによると、ビーバーは13歳で歌手デビューしてから、これまで最大で推定10億ドル(約1450億円)を稼いだとされるが、2022年の世界ツアーを途中で中止したことにより、莫大な債務を抱え破産に追い込まれた。
米国では動画配信サービス「Hulu」で14日から配信されている同ドキュメンタリーのエグゼクティブ・プロデューサー、ハーヴェイ・レヴィン氏は、「複数の人物と電話で話したが、ジャスティン側は2022年に破綻寸前だったことを認めている」とし、それが最終的には自身の音楽著作権を売却せざるを得なくなった理由だとしている。
自身の健康上の理由により、ビーバーは同ツアーの最中に中止を決め、それにより違約金2400万ドル(約35億円)が発生した。加えて、ビーバーは同ツアー用に大型バス8台を購入し、うち1台については200万ドル(約3億9000万円)をかけて改装していたという。
ビーバーがこれまでの稼ぎをどのように浪費してきたかは不明だが、TMZによると、少なくともプライベートジェットや豪邸数件を現金で購入している。
東スポWEB