アメリカのトランプ大統領は、関税を理由に値上げの方針を発表した小売り大手ウォルマートを「関税のせいにすべきではない」と批判しました。
トランプ大統領は17日、自身のSNSに投稿し「ウォルマートは去年予想をはるかに超える利益を上げた」と指摘し、「値上げの理由を関税のせいにすべきではない」と批判しました。
CNNによりますとウォルマートは、15日の決算会見でトランプ政権の関税が「高すぎる」として値上げの方針を発表しました。5月末までに値上げを開始するということです。
ウォルマートのマクミロンCEOは「関税の規模を考えると、発表された引き下げ後の水準でも、すべての圧力を吸収することはできない。小売業は利幅が小さい」と述べました。とりわけ中国から輸入する電子機器や、玩具の輸入コストが上昇しているということです。
トランプ大統領は「ウォルマートと中国は関税を受け入れるべきで、顧客に対して一切請求するべきではない。私と顧客は見てるぞ」と強調し、関税を理由にした値上げをしないようけん制しました。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部