【AFP=時事】欧州国別対抗の音楽コンテスト「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」が11日、スイス・バーゼルで開幕したが、開会式のパレード中に親パレスチナの若者がイスラエル代表に対し「喉をかき切る」ジェスチャーを行ったとして、イスラエルの公共放送KANがスイス警察に苦情を申し立てた。
KANによると、イスラエル代表のユバル・ラファエリさんが開会式に登場した際、カフィーヤ(パレスチナの伝統的なスカーフ)を身に着け、パレスチナの旗を掲げた若者がイスラエル代表団に対して喉を切るしぐさを見せたという。
ラファエリさんは、2023年10月7日に起きたイスラム組織ハマスによるイスラエルへの越境攻撃の生存者でもある。
同コンテストをめぐっては、ガザで続く紛争による多数の死者に抗議し、過去の出場者70人以上がイスラエルの出場に反対を表明するなど、波紋が広がっている。【翻訳編集】 AFPBB News