爆笑問題の太田光が18日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演。フジテレビの第三者委員会の調査報告書で「性暴力」と認定された元タレントの中居正広氏側が反論したことについて言及した。
中居氏の代理人は14日に、調査した第三者委に対し、報告書が認定した「性暴力」の表現や、守秘義務解除に対する認識、中居氏の6時間ヒアリングでの発言が反映されていないことを問題提起し、証拠開示請求などを行った。
太田は「性暴力」という表現について「WHO(世界保健機関)(の基準)の範囲の中には、今まで言うと例えば、セクハラっていうような部分も含まれちゃうわけですよね」と前置き。続けて「ずっと思ってるのは、WHOのヒューマンライツの、ビジネスと人権という中で訴えてきたことが、日本のマスコミがあんまり国民に認知するところまでいってないっていう意味では、その言葉から受けるイメージの差っていうのはギャップがあって」と、WHOの掲げる基準と日本で受け取る印象との間に大きな開きがあると説明した。
「それを啓蒙するという意味において、中居氏一人だけを使うとするならば、あまりにも残酷かなという気がするんですよね」と私見を述べた。
太田はその後、中居氏が引退発表した際のコメントに触れ、「“これで終わりとは思わない。これからのことも誠意をもって対応致します。相手方には心より謝罪いたします”って。コメントは引退を決意した中での覚悟を感じて。相手方の女性に対しても“心より謝罪いたします”っていう一文が入っていることによって。彼が今、起こしていることって、彼女側と対立しようとか、攻撃しようとか、そういうことではないと僕は思うんですよね」と話した。
今回反論した真意について、「あくまで、第三者委員会に対しては、誠意を持って対応したにもかかわらず、それが反映されてない」と推し量ると、「女性に対して人権があるように、中居氏にも人権がありますから。今、世の中で、SNSなんかで誹謗中傷いっぱい起きます。両者に向けられていっぱい起きる可能性があるけども、女性側も中居氏側もそれを望んでるわけじゃないというのを、我々も再三言っていかないといけないなという気がします」と自戒を込めて話した。