ITツールを活用し収穫量の向上、生産コスト低減を実現し、節水型乾田直播、再生二毛作などの新技術を取り入れている「ヤマザキライス」代表取締役の山崎能央氏が21日、フジテレビの情報番組「サン!シャイン」(月~金曜前8・14)に出演。江藤拓農相(64)が21日、閣僚の辞表を石破茂首相(68)に提出し、受理されたことに関連してコメの適正価格に言及した。
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「コメは買ったことがない」と述べた自身の発言が混乱を招いた責任を取った。事実上の更迭とみられる。首相は政権運営への影響を懸念し、続投方針から一転した。後任に小泉進次郎自民党前選対委員長を起用する方針を固めた。昨年10月の石破内閣発足後、衆院選の落選者を除き閣僚辞任は初めてで、政権運営への打撃となる。
江藤氏は辞表提出後、官邸で記者団に「国民がコメの高騰に大変苦労している中、所管大臣として極めて不適切な発言をしてしまった。改めて心からおわびを申し上げたい」と述べた。辞表提出の理由について「米価を下げるには国民の信頼が欠かせない。信頼を損なったということであれば一線から身を引くことが国民にとって良いことだと判断した」と説明した。
MCの谷原章介が「コストを下げるために乾田直播とかいろんなことをやられて経営努力をされているにしろ、現在のお米、それまでって大体5キロ2000円前後とかだったんじゃないですか。今ですと5キロが4268円とかになっていて、作る立場からしたらいくらぐらいもらえるとちゃんと経営が成り立つと思いますか?」と聞くと、山崎氏は「適正価格という言葉が最近、日本の農業界にはあるんですけれども1キロ400円くらいで私たちが農業生産として、玄米1キロが400円くらいできる、60キロだと2万4000円くらいですと私たちもしっかりと経営ができますし、農業を取り巻く産業、例えば肥料メーカーだったり農薬、農機メーカーも同じようにお金の循環が始まりますので、それくらいが適正価格かなと」と答えた。谷原の「1キロ400円ということは5キロの2000円?」には「スーパーに並ぶお米としては5キロ3200円とか3500円」と返答していた。