「本当に日本人が幸せなのか?」“世界一貧しい大統領”ムヒカ元大統領が生前語った日本へのメッセージとは 大阪では串揚げ店訪問も


【画像】ムヒカ元大統領が日本に向けたメッセージ

今年から入退院を繰り返していたムヒカ氏

田部井一真氏:
ペペ!こんにちは。

ムヒカ:
さあ、どうぞ、入って入って… 遠くから来てくれて…。

――体調は大丈夫ですか?
ムヒカ氏:
まあまあだね。

――かなり痩せましたね?
ムヒカ氏:
ここから食事をとっているからね…(と、お腹の手術跡を見せる)

田部井一真氏:
今年、(ムヒカ氏が)入院と退院を沢山して、どうしても心配で来てしまいました。

ムヒカ氏:
私はもう90歳になる。闘いの人生も、まもなく終わりだ。それを、私は、ありのままに受け入れたいと思う…でも、あなたたちがここに来てくれたことをとても嬉しく思うよ。

2015年、ムヒカ氏と番組の交流がスタート

「世界一貧しい大統領」と呼ばれ世界から愛された男が、目の前にいた。

田部井ディレクター(当時):
ムヒカさん初めまして!私は日本人です。

ムヒカ氏:
あぁ…気付かなかったよ。

田部井ディレクター(当時):
日本のテレビ局から来ました!

ムヒカ氏:
よろしく、よろしくって言ってくれ。

その日から始まった、「Mr.サンデー」とムヒカ氏の10年に渡る濃密な関係。
かつて番組の求めに応じ、遠く日本まで足を運んでくれたホセ・ムヒカという男は、私たちに何を遺してくれたのか。

5月14日、その国葬は何リットルもの涙に暮れた。

市民からは、「ペペ・ムヒカは伝説です。私たちにとって最高の大統領であり、最高の人間です」「ぺぺは私たちの心に、永遠に残り続けるでしょう」との声が聞かれた。



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