【AFP=時事】米国のマルコ・ルビオ国務長官は21日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を「戦争犯罪人」と呼ぶのを避け、ウクライナ紛争終結に向けた交渉が最優先事項だと述べた。
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激しい議論が交わされた議会公聴会で、民主党のビル・キーティング下院議員は、ルビオ氏が上院議員時代にプーチン氏の「犯罪歴」を激しく批判したことに触れ、今でもプーチン氏が「戦争犯罪者」だと考えているかと尋ねた。
これに対しルビオ氏は、「ウクライナに対する戦争では犯罪が犯されており、その責任は問われることになるだろう。しかし、私たちの今の目標は、この戦争を終わらせることだ」と回答。
「この戦争が続く限り毎日、人々が殺され、さらに多くの人々が傷つき、そして率直に言って、より多くの戦争犯罪が犯されているからだ」と続けた。
キーティング氏は、ルビオ氏の発言を「一貫性がなく」「曖昧だ」と非難した。
ルビオ氏はその後、共和党の同僚議員に対し、ロシアと対話することには価値があると訴えた。
「1961年に米ロ間で連絡が取れていなかったら、キューバ危機で世界は終わっていたかもしれない」とルビオ氏は述べた。【翻訳編集】 AFPBB News