政治ジャーナリストの青山和弘氏が23日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演。番組では小泉進次郎農水相が、同日のフジテレビ番組に出演して高騰するコメの値段について、「2週間以内に備蓄米、随意契約でおろしたものが店頭に2000円台で並ぶのを目指す」と述べたことを伝えた。
「今度、随意契約するのは少し古いお米。ある程度の安い値段で出したら、これくらいになると、確証を得て言っていると思います」との見方を示した。
くしくも農相交代の1週間前に進次郎氏と話した際に、進次郎氏が「業界ばかり見ているからコメの値段が下がらない」と言っていたと明かし、石破首相にも伝わっていたと解説した。
進次郎氏の前に立ちはだかると指摘されている自民党農水族議員については、青山氏は「現在のお米の値段はさすがに高すぎるから下げないと選挙にならない」との考えが広がっていると指摘。「農水族のドンが自民党ナンバー2の森山幹事長」と説明し、森山氏も「ちょっと高すぎる」と受け止めているようだと語った。
農水族の動きについて「今回下げるのはいいんだけれども、農水族が嫌なのは、その先の農政改革。制度を変え、石破さんが増産に舵を切ろうとしている、それに反対なんです」と語った。