マカオのIR併設ホテル客室で違法両替商の男が強盗被害…容疑者6人スピード逮捕


 同局によれば、被害者男性はマカオのカジノ施設内外において違法両替に従事する「換銭党」の男とその妻で、容疑者のうち1人の男と面識があり、この男から借金をしていたという。

 被害者男性は同局に対し、21日夜、カジノ内で知り合った男から両替と賭博術についての交流を持ちかけられ、指定された取引場所のホテル客室へ妻とともに向かったところ、客室内に債権者を含む5人の男が待ち構えており、男6人から夫婦揃って暴行を受けた上、ナイフで脅される中、所持していた16万0620香港ドル(日本円換算:約292万円)の現金及び3万人民元(約60万円)相当のゴールド製ジュエリー、銀行キャッシュカード、身分証などを持ち去られたが、その後に男らを追ったところホテルロビーで3人の男を発見し、ホテルの警備員に3人を捕まえて警察へ通報するよう助けを求めたと説明。

 通報を受けた同局が速やかに逃走した3人の男の行方を追ったところ、すでに横琴イミグレーションから中国本土へ移動済みだったことが判明したため、中国本土の警察当局に支援を依頼し、22日正午までに珠海市内及び海口市内で3人の逮捕に成功したとの一報がもたらされたとのこと。

 なお、本件の被害者である換銭党の男について、賭博目的違法両替罪で別途立件する方針も明らかにした。

 マカオではカジノでの賭博目的の資金をめぐる違法な両替や高利貸し、それに絡む強盗、監禁などの事件がしばしば発生しており、賭博目的の違法貸付に対する刑罰を強化した新法「打擊不法賭博犯罪法(違法賭博犯罪対策法)」が昨年(2024年)10月29日に施行されたばかり。



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