「優等生でリーダー気質だったのに…」地域トップ校で不登校になった息子を見た母親の後悔と気づき


【グラフを見る】不登校児童生徒数とその割合が急増している

 本連載では、ランさんが、子どもの不登校を経験した親に話を聞き、問題の本質、そして相談者自身が見つめ直すことになった人生に迫ります。

■幼少期からなんでもできる子どもだった

 真奈さん(仮名/48歳)には高校生の息子さんがいます。

 「小さい頃からなんでもできる子だったんです。文字を覚えるのも早いし、本を読み始めるのも早い。算数も得意でした。勉強だけでなく、楽器のレッスンにも通っていましたし、水泳の上達も早かったです。スポーツチームでは主将を務めることもありました」

 しかし、息子さんは1年生の夏休み明けから休みがちになっていきました。

 「頭が痛い、お腹が痛い」という理由で数日休んでは登校する日が続きましたが、そのうちどんどん無気力になり、次第に朝起きることもできなくなってしまったそうです。

 それならなにか大きな病気に違いないと、真奈さんは近所のクリニックから大学病院まであちこちの病院に息子さんを連れていきますが、医師からは異状はないと言われます。



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