自民党の岸田文雄前首相は23日のBS11番組で、夏の参院選で自民、公明両党が敗北し、参院の過半数を割った場合は「連立のありようをはじめ、いろいろな知恵を出していくことが求められる」と述べ、自公連立を組み替える可能性に言及した。
昨秋の衆院選で少数与党となった政治状況については「思い切った決断ができにくい政治が現実に起こってしまっている」と指摘。「決められる政治を取り戻すことは大事だ」と強調した。
一方、連立組み替えの具体的なあり方に関しては「党執行部が判断していかなければいけないが、私もしっかりと議論をしていきたい」と述べるにとどめた。【鈴木悟】