【ソウル=仲川高志】北朝鮮の朝鮮中央通信によると、北朝鮮が建造した5000トン級の駆逐艦が進水に失敗した事故を巡り、北東部・清津(チョンジン)の造船所の技師長ら3人が拘束された。事故調査グループが24日、朝鮮労働党中央軍事委員会に調査状況を報告する中で明らかにした。
事故は21日の進水式で発生し、船体が破損した。進水式に出席した金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記は「断じて容認できない深刻な重大事故であり、犯罪行為に該当する」と激怒し、6月下旬の党中央委員会総会で関係者の責任を問う意向を示していた。