『エンタの神様』『爆笑レッドカーペット』で活躍した44歳女性芸人の現在。ブレイク時は寝る間もなく「局の廊下で仮眠をとってました」


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実は、池辺さんは慶應大学を卒業した才女。モエヤンを一時解散した後は、ラジオの帯番組で落ち着いた喋りを披露し、さらに都議選への出馬経験も持つ。

なかなか紆余曲折な人生を送っているわけだが、背景にはどんな思いがあったのかーー本人を直撃した。

もともとは舞台俳優を目指していた

池辺愛:「お笑い芸人になりたい願望」よりも、「舞台に出たい」という気持ちが先で。中学生のとき、地元大阪の自治体とプロの劇団でミュージカルをつくる企画がありまして。オーディションに応募して、舞台に立たせてもらう機会に恵まれたんですけど、「舞台って楽しい」と強烈に感じた体験でしたね。

ーーとなると、お笑いの世界への入り口はどこになるんですか?

池辺愛:大学生のときに、三宅裕司さんが率いる「劇団スーパー・エキセントリック・シアター」に研究員を経て入団しました。でも、芸人というよりは舞台俳優を目指していました。

ーー全身タイツ姿にはまだ遠いですね(笑)。

池辺愛:そうですね(笑)。伊東四朗さんと三宅裕司さんを中心に結成された「伊東四朗一座」の公演に出演させていただいた際、お客さんが笑顔になってくださるのが本当に嬉しくて。そこから、気がついたら全身タイツになっていたんです。

ーーその「気がついたら」を詳しく教えてください(笑)。

池辺愛:私と相方は舞台や芝居の世界にいたので、15~20分くらいのコントをたくさん作っていました。でも、先輩や劇団の社長に見てもらうと「まったく面白くないよ」と言われて(笑)。

ーーあのころはショートネタブームの時代でもありましたしね。

池辺愛:「短いネタにもチャレンジしてみたら?」とアドバイスをいただいて。そうしたネタをやっている芸人さんのDVDをレンタルビデオ店でたくさん借りてきて。ショートネタを作る参考にしましたね。



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