【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は26日、ロシアに残りながら同国の国益に反する行動を取る西側企業を「締め付ける」と警告した。この発言は、国内でのソフトウェア開発強化方針に沿ったものとみられる。
プーチン氏は、「彼ら(西側企業)を締め付ける必要がある。私は完全にそれに同意するし、ちゅうちょせずにそう言う」と、現在ロシアで限定的なサービスしか提供していない米テック企業のズーム・コミュニケーションズとマイクロソフトの活動を抑制するよう求める実業家の呼びかけに応じて語った。
ロシアがウクライナへの侵攻を開始したのを受け、ロシアから撤退するか、活動を大幅に縮小した西側企業は多い。ただ一部には、資産を現地の経営陣に売却した後、買い戻しオプションを確保し、ロシアに戻る可能性を残している企業もある。
プーチン氏はしかし、米マクドナルドのように完全にロシアを離れた企業は、戻ってくる場合、温かく迎えられることはないだろうと述べた。
「彼ら(マクドナルド)は皆を困難な状況に置き、去った。そして今、もし戻りたいと言うなら、われわれは赤いじゅうたんを敷くべきなのか。もちろん、そんなことはない」と話した。【翻訳編集】 AFPBB News