28日の衆院農林水産委員会では、備蓄米の随意契約による放出に着手した小泉進次郎農水大臣に対して、立憲民主党・野田佳彦代表、国民民主・玉木雄一郎代表らが質問を行った。
野田代表が「(石破)総理が党首討論で、金額(米価)を明示して3000円台とおっしゃったのにも驚いたが、たちまち農水大臣になられて2000円程度と。3000円でも驚いたが、2000円と明確にされた。バナナの叩き売りじゃないんだから、気合いはわかるんですけど、それが適正価格なのか」と問うた。
小泉氏は、石破首相の発言した「3000円台」は現在高騰している銘柄米などに関しての数字だとし、「2000円は備蓄米。生産者にとっての適正価格ではない。今の4200円を落ち着かせるため、古い備蓄米をおろしていく価格としては適正」と述べた。
玉木代表は「備蓄米、大人気ですね」「総理は3000円台とおっしゃいましたが、大臣としてはどれくらいにもっていくつもりで取り組んでいるのか」「もう1回聞きますね、小泉大臣も3000円台と同じ意味で思ってますか」と聞いた。
カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」でも国会での質疑の様子を伝え、小泉氏が「玉木代表はどこにいま、こだわりを持たれて質問されているのか」「ずっと3000円台だということなら、私はそんなわけはないと思います。これで合ってるでしょうか?」と返した様子なども伝えた。
スタジオではコメンテーターで出演した北斗晶が、野党代表らの質問を「いまの聞いてても、明確な数字言わせて、それができなかったら突っつくための要因作ってるようにしか見えなくて」と苦笑。「備蓄米だから安く出すわけじゃないですか。新米が出たらあがったり、その都度値段って変ってくるので、なんかつついたりする所が違う気がするんですよね」と語った。
なるみも「選挙のための質問、選挙のために聞いておきたい。達成できなかったら、できてませんよと。お米の値段というより次の選挙のことで質問してる感じが見て取れて嫌だった」と語った。