都心を低空飛行…羽田新ルート「地価への影響確認できず」は本当か 国交省報告に3つの疑問、独自調査で分かった真実


【写真を見る】品川区の住人に届いた「チラシ」 「羽田新ルート運用」への理解を求めるものだ

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「飛行機の騒音でマンションの価格が下がっていないか」

 音の感じ方は人それぞれ。しかし、不動産の売却を考えている人にとって、飛行機の騒音は「共通の悩み」と言えるのではないか。

「飛行機の騒音でマンションの価格が下がっていないか」

 それは、羽田新ルートの航路下に住む人の多くが感じている不安と言えよう。そうした不安の声を、国はどう捉えているのだろうか。

 2025年5月7日、国交省は「羽田空港周辺地域における地価動向分析調査の結果」を公表した。そこで出された結論は、「新飛行経路運用に伴う不動産価格への影響は確認できませんでした」というものだった。

 しかし、本当にそうなのか──。

報告書に潜む「3つの疑問」

 その“答え合わせ”として、国交省は「地価への影響確認できず」と結論付けたわけだが、私は首をかしげた。なぜかというと、報告書には「3つの疑問」が潜んでいるからである。



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