米テネシー州の高校が、SNSで同性の恋人がいることをカミングアウトした生徒に、停学と卒業証書保留の処分を言い渡した。生徒は学校に対し、訴訟を起こした。地元ニュース局が報じている。
同州のキリスト教主義学校に通う高校3年生のモーガン・アームストロングさんは4月24日、同性の恋人との写真をSNSに投稿。カミングアウトした。
アームストロングさんと両親は後日、学校から停学処分通知書を渡され、卒業式を含む学校行事の参加禁止を言い渡された。これによりアームストロングさんは、卒業式に出席できなかった。
学校側の通知書には、アームストロングさんが「学校の関係者を批判する発言を投稿した」と記載されていた。
さらに、学校および学校関係者に関する投稿を続けた場合は、「6月15日に予定している卒業証書の郵送を行わない」とも書かれていた。
しかし、モーガンさんは、学校側が指摘する発言は「身内にいるトランプ支持者に向けたもので、個人メッセージで友人宛に送ったものだ」と説明。限られた友人のみが見られるプライベートなものだったと主張した。
学校側が指摘するような批判は、ソーシャルメディア上で「一切していない」という。 学校側の決定に対し、アームストロングさんは訴訟を起こした。
学校側は報道に対し、声明文を発表。22日時点では「訴訟に関する正式な通知を受け取っていない」とした。
「訴訟に記載されている主張は誤解を招くものであり、当校はこの内容を断固として否定します」
「このような法的紛争が起きていますが、モーガン・アームストロングさんの卒業証書授与に引き続き尽力しています」
BuzzFeed Japan