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安倍元首相の妻・昭恵さんがロシアのプーチン大統領と面会し、“異例の好待遇”を受けました。涙を流す場面もみられましたが、ナゼこの面会が行われたのでしょうか。
【全20回】プーチン大統領 特別インタビュー全文1(2016年12月掲載)
30日午後7時ごろ、SNSを更新した安倍元首相の妻・昭恵さん。写真にはほほえむ昭恵さんの隣にプーチン大統領が写っています。
29日、ロシアを訪問しました。
プーチン大統領
「親愛なる安倍夫人。お会いできて非常にうれしいです」
モスクワのクレムリンで面会した2人。
プーチン大統領
「安倍元首相がロシアを訪問する際、いつも付き添われていたことを覚えています」
プーチン氏の言葉に目を潤ませ――
プーチン大統領
「2019年だったと思いますが、我々の面会を覚えています」
涙を流す場面も。
プーチン大統領
「安倍元首相は日露関係の発展に大きく貢献し、個人的にも良い関係を築いてきました。彼の招待で日本を訪問したことも覚えています」
安倍元首相の妻・昭恵さん
「山口県に来ていただいたことは、いかに主人が日露関係・プーチン大統領との関係を大切に思っていたかの表れだと思っています」
そして――
安倍元首相の妻・昭恵さん
「ウクライナとの残念な戦争の中で主人は、プーチン大統領にもお会いしたいと言っていたけれど、かなわないうちに亡くなってしまったので」
昭恵さんが、ウクライナとの戦闘について触れると、プーチン氏は姿勢を正しました。
安倍元首相の妻・昭恵さん
「私は政治家ではないので、政治的なことを申し上げるつもりはありませんけれど、ロシアは大切な隣国であり、文化的交流はこれからもずっと日本とロシアの間で続けていただきたいと願っています」
すると今度は、安倍元首相が目指していた「日露平和条約」の締結についてプーチン氏が言及。
プーチン大統領
「両国間の平和条約締結が彼の夢であり、そのために努力したことを知っています」「今は状況が違いますのでその話はしません」
面会後、昭恵さんが乗りこんだのは、大統領専用車。
実は、プーチン大統領がボリショイ劇場でバレエを鑑賞するよう勧めた上で、昭恵さんを大統領専用車で送り届けるという異例ともいえる待遇でした。
突然の面会や、“異例の好待遇”。プーチン氏にはどんな思惑があるのでしょうか。
NNNモスクワ・平山晃一支局長
「プーチン大統領は、日露関係の前進に尽力した安倍元首相の妻・昭恵さんを手厚くもてなすことで、ロシアとしては日本との関係改善に前向きだとアピールした形です」
5月31日(土)午前0時35分(金曜深夜)放送『news zero』より