ベタベタ重だる、雨の日頭痛… “ジメジメ不調”にさよなら! 梅雨の「養生三カ条」と体を労わる簡単「薬膳レシピ」


【画像】私たちの身の回りにある「陰と陽」の関係をわかりやすく示した表

■「養生」ってなんですか? 

 <病気を未然に防ぐ>

 養生というと、引っ越しのときに使う「養生テープ」を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。

 西洋医学では、病院に行って病名がついたら治療をしますが、中医学では、病気になる前の「未病」の段階で体を整えて病気を未然に防ぐという考えがベースにあります。

 たとえば体のどこかに不調があると、髪がパサついたり、爪が割れたり、舌に白い舌苔(ぜったい)がべったり付いたりなどと、気になる変化が現れます。これは実は、体からの重要なサイン。これらを見逃さずに心身の状態を整えて、未然に病気を防ぐのが養生です。

 また、次の季節で元気に過ごせるように、前もってケアをしておくのも養生の基本。

 そのため実際の季節より少し前倒しの旧暦の暦に則って、立春を1年の始まりとして2〜4月を春、5〜7月を夏(一部は梅雨)、8〜10月を秋、11〜1月を冬として養生をします。早め早めに対処することで、季節の変化に対応して、元気で過ごせるのです。

 <食事で養生>

 養生の具体的な方法は、食事や運動、睡眠、感情のコントロール、生活習慣などですが、どれも簡単にできることばかり。

 また、自分の不調に合った食べ物を取り入れて症状を改善するのが「薬膳」です。ただし、頑張りすぎて、負担になってしまっては本末転倒。自分が心地よくできることを、ゆる〜く取り入れていけばそれでOK。それが養生の一番、大事なポイントです。



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