31日午後7時過ぎ、東京都足立区西綾瀬3丁目の住宅から「幼児2人が浴槽でぐったりとしている」といった趣旨の通報が消防にあった。警視庁によると、風呂場でいずれも1歳で、双子の兄弟2人がぐったりした状態で発見され、心肺停止の状態で病院に搬送された。1人の心肺は再開したが、もう1人は亡くなったという。同庁は事故の可能性が高いとみて当時の状況を調べている。
綾瀬署によると、現場は戸建て住宅の風呂場。住民の男児2人が浴槽でぐったりしているのを、家族が見つけた。この家族は「2階の浴槽にお湯を張っていた。食事の準備などで、目を離してしまった隙に、2人が自ら入ってしまったかもしれない」などと説明しているという。署は今後、さらに家族に事情を聴くなどして経緯を調べる方針。(玉那覇長輝、長妻昭明、藤田大道)
朝日新聞社