1日午後1時半頃、浜松市中央区初生町の東名高速道路をまたぐ曳馬野橋付近で、通行人から「高速道路に車が落ち、横転している」と110番があった。静岡県警によると、乗用車が曳馬野橋に近い市道脇のガードレールなどを突き破り、約10メートル下の東名高速道路の路側帯に落下した。運転者は同乗していた子ども2人を置き去りにして逃走しており、県警は道路交通法違反(事故不申告)などの疑いで行方を追っている。
浜松市消防局によると、子ども2人は男児と女児で、市内の病院に搬送された。意識はあるという。
県警浜松中央署によると、車は浜松ナンバーで、運転者は徒歩で逃走を図ったとみられる。落下した車に高速道路を走る車が衝突するなどの事故は起きていない。
近くの住民は「金属音が鳴った後、ドンという重い音が聞こえた」と話す。高速道路ののり面をはい上がる男の姿が見えたという。