カナダ中部を中心に山火事が相次ぎ、数万人が避難を余儀なくされています。
全土では今も180カ所以上で延焼中です。
カナダでは先月から西部ブリティッシュ・コロンビア州などで山火事が相次ぎ、29日には中部のサスカチュワン州とマニトバ州が非常事態を宣言しました。
これを受け、マニトバ州では住民1万7000人に避難命令が出され、サスカチュワン州でも数千人が避難を余儀なくされています。
カナダの森林火災対策当局によりますと、カナダ全土で現在180カ所以上で山火事が延焼中で、その半数が「制御できない状態」だとしています。
当局は森林火災の警戒レベルを5段階中、最も深刻な「5」に引き上げ、全土の消防士や機材を消火活動に投入するほか、国際的な支援も要請しています。
この山火事による煙はアメリカにも到達し、一部の州で空がかすむなどの影響が出ています。
フジテレビ,国際取材部