岩手県競馬組合は26日、盛岡競馬場の厩舎(きゅうしゃ)で管理する馬2頭から新たに禁止薬物のボルデノン(筋肉増強剤)が検出されたと発表した。昨年以降、禁止薬物が検出された馬は計8頭になった。組合は、早ければ30日に再開予定だった岩手競馬のレース開催を、当面取りやめることを決めた。
組合によると、今回検出されたのは、4歳牝馬セブンスウェルと、9歳牡馬コミュニティ。いずれも、17日に検出を発表した3歳牝馬ノアクリスティンと同じ桜田浩樹厩舎所属で、全頭検査で発覚した。
岩手競馬をめぐっては、昨年以降、禁止薬物の検出が相次ぎ、レースの休止と再開が繰り返されている。