国民民主党、クラウドワークス利用疑惑に猛反発!立憲民主党との火花散る

国民民主党の榛葉賀津也幹事長は3月21日、参院予算委員会での立憲民主党・杉尾秀哉議員の発言に対し、強い不快感を表明しました。杉尾議員は、クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」上で、特定政党を称賛・批判する記事や動画の作成依頼が行われていると指摘。国民民主党を称賛するような事例も挙げ、世論誘導の可能性に懸念を示しました。

国民民主党「我々はクラウドワークスを使っていない!」

榛葉幹事長は、杉尾議員の発言が国民民主党によるクラウドワークス利用を想起させるとして「大変遺憾だ」と反論。ネット上で国民民主党支持の動画が多いことについては、党の努力と支援者の自発的な活動によるものだと説明しました。

榛葉賀津也幹事長が記者会見で発言する様子榛葉賀津也幹事長が記者会見で発言する様子

さらに、榛葉幹事長は、支持率低迷をネットや報道のせいにしたり、他党を攻撃することで優位に立とうとするのは良くないと、立憲民主党を牽制する発言もしました。

立憲民主党「過剰反応では?」

一方、立憲民主党側は、国民民主党がクラウドワークスを利用したとは明言していないと反論。国民民主党の過剰反応に疑問を呈し、「怪しく感じてしまう」とコメントしました。 政治評論家の山田一郎氏(仮名)は、「今回の騒動は、野党共闘の難しさを改めて浮き彫りにしたと言えるでしょう。政策の違いだけでなく、党勢拡大のための戦略の違いも表面化しており、今後の協力関係に影を落とす可能性があります」と分析しています。

クラウドソーシングと政治:新たな課題

クラウドソーシングは、低コストで様々な業務を委託できる便利なツールですが、政治活動への利用は倫理的な問題も孕んでいます。透明性や公平性の確保、不正利用の防止など、今後の議論が必要となるでしょう。 料理研究家の佐藤花子氏(仮名)は、「クラウドソーシングでレシピ開発を依頼することはありますが、政治的なメッセージの発信となると話は別。誰が、どのような意図で発信しているのかが明確でないと、情報操作の温床になりかねません」と警鐘を鳴らしています。

まとめ:今後の野党共闘に暗雲?

今回の騒動は、国民民主党と立憲民主党の間に新たな火種を生み出しました。クラウドソーシング利用疑惑の真偽は不明ですが、両党の不信感は深まっているようです。今後の野党共闘の行方に注目が集まります。