中国外相、米大使に両国関係を「正しい軌道」に戻す必要あると伝達


王氏はパーデュー氏に対し、ジュネーブでの会談後、中国は双方が合意した内容を「誠実かつ厳格に」実行してきたが、「米国が最近、一連の『ネガティブな』措置を導入したことは遺憾」であり、中国はこれに断固反対すると述べた。

また、両国関係は重大な局面を迎えており、対話と協力が「唯一の正しい選択」だと語った。その上で、パーデュー氏が、信頼できるコミュニケーターであり、相違点の仲介者であり、協力の促進者になることを希望するとした。

パーデュー氏は王氏との会談後、「米中関係で対話が不可欠だ」とXに投稿。会談で、トランプ米大統領が優先事項に掲げる貿易問題のほか、合成麻薬「フェンタニル」を巡る問題や不法移民について強調したと明らかにした。

トランプ米大統領は5月30日、中国が相互に関税率を引き下げる米国との合意のほか、重要鉱物の取引に関する合意にも違反したと主張し、中国に対し厳しい措置を取る可能性を示唆した。

  ホワイトハウスのレビット報道官はこの日の記者会見で、トランプ政権は関税措置を巡る先月の中国との合意の順守状況を注意深く見守っているとし、米当局者は中国と引き続き連絡を取り合っていると言及。トランプ大統領は中国の習近平国家主席と近く電話会談を実施すると改めて表明した。



Source link